妊娠中は腰まわりがつる、腰痛になるなど、腰に関するさまざまな悩みがありますよね。
大きなお腹を腰で支えているのだから、仕方ないとも言えるでしょう。
しかし、すぐ治したいほどつらすぎるときもあるもの。
そこで今回は、妊娠中の腰痛や腰に関する悩みを楽にする、ストレッチやマッサージなどをご紹介します。
腰まわりが張る、つるときは脇腹伸ばしストレッチ
腰痛を発症したとき、鍼灸院などに行きたくても行けないのが現実。
そんなときには、脇腹伸ばしストレッチで改善してみませんか?
- あぐらをかいて座る
- 右手を耳の横につけて、まっすぐ伸ばす
- 息をゆっくりと吸いながら、左へ体を倒れるように伸ばす
※このとき、脇から横腹にかけてしっかりと伸ばすようにする - 伸び切ったところで、今度はゆっくりと息を吐きながら、元の姿勢に戻る
- 左手を耳の横につけてまっすぐ伸ばし、同じようにする
- 左右1回ずつを1セットとして、1日に5セットを目標にする
右側だけ、左側だけではなく、必ず右から左、左から右と順番に行うようにしましょう。
ただし、強くお腹の張る、フラフラするようなら、すぐに中止してください。あくまでも無理をしないのが一番です。
「4つ」の改善ストレッチで腰痛が楽に
運動と同じ効果!筋肉をほぐすお尻と内股のマッサージで腰痛を緩和
バレーやバドミントンなど、腰を伸ばす動きがある運動は、腰痛に一定の効果を発揮するそうです。
でも、妊娠中は激しい運動はできませんよね。そこでおすすめなのが、運動をしたのと同じぐらいの効き目が期待できるマッサージです。
妊娠後期ともなると、お腹も大きくなって自分の背中に手を回すのもやっとですよね。ぜひ、パートナーさんに協力してもらい、リラックスできるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
筋肉をほぐすお尻のマッサージ
大きなお腹を支えることで、凝り固まった筋肉をほぐします。
- 妊婦さんは横向きに寝る
- パートナーさんは妊婦さんの背後にまわり、両手で軽くお尻を押すようにマッサージをする
- お尻から腰にかけての筋肉を、まんべんなく揉みほぐすようにする
筋肉をほぐす内股のマッサージ
内腿の筋肉をほぐして股関節を伸びやすくし、腰にかかる負担を軽減します。
- 妊婦さんは横向きに寝る
- パートナーさんは妊婦さんの恥骨に近い内腿のところに片足を置き、踏むようにして揉んでいく
- 1分ほど続けた後、反対の内腿も同じようにする
簡単にできる腰痛を緩和・解消するマッサージ
新陳代謝の低下による腰痛は、食生活とヨガで解消
妊娠中はホルモンの影響で胃腸の働きが悪くなっていて、便秘がちになることも多いですよね。新陳代謝の低下から腰に負担がかかり、腰痛として現れるケースもあります。
食生活とヨガで腰痛を解消してみませんか?
食事をとるときの注意点
つわりがおさまって食欲が出てきても、少しずつこまめに食べるようにしましょう。1口につき20回ほど噛めるのが理想的です。
胃の粘膜を修復するビタミンUを含むキャベツなどを、毎日の献立に取り入れましょう。
ヨガを行うときの注意点
最初はマタニティヨガ教室などで、インストラクターの指導を受けるようにしましょう。自宅で行う場合にも、必ずヨガマットを用意するようにしてください。
妊娠後期は大きなお腹で足元が見えず、転倒の危険もあるので、滑りやすいバスタオルで代用するのはやめましょう。
腰痛を和らげるヨガポーズ
まとめ
妊娠中の腰痛はつらいですよね。
腰痛がひどくて今すぐ改善したい、自分で和らげたいというときは、本記事で紹介したストレッチやマッサージ、ヨガなどに取り組んでみるのも良いでしょう。
ただし、あくまでも無理をしないように、安全第一で取り組んでください。