バイクに乗る人の腰痛対策TOP

バイク好きな人なら、ツーリングでいろいろな場所に行くのは楽しいですよね。

しかし、バイクに乗っているときの姿勢は腰への負担が大きく、痛めてしまう恐れが……。腰痛持ちになるのは、バイク乗りにとっては致命的。快適なツーリングができなくなります。

そこで今回は、バイクに乗る人のための腰痛対策をご紹介します。

実は腰痛になりやすい、バイクで走行中の姿勢!タイプ別の対策は?

バイクに乗る人の腰痛対策1

バイクに乗っているときの姿勢は、腰を痛めやすいと言われています。

特にハーレーのようなアメリカンタイプのほうが、ネイキッドタイプよりも上体が起きた姿勢になるため、腰痛になりやすいという話も。

しかし実際は、座り方や座面のクッション性によるところが大きいです。

スクーターやアメリカンタイプの場合

このタイプのバイクは、その形状からイスに座っている姿勢と同じ「脚を前に出して」乗るようになっています。

さらに振動が加わるので、長時間のツーリングともなれば、イスに長く座っている以上の負担を腰に掛けてしまうのです。

対策は、走行中に足の位置を変えて、同じ体勢を取り続けないようにすること。また、お尻から背中までカバーしてくれる座面に替えるのもおすすめです。

ハンドル位置を上げすぎると、姿勢を固定されてしまうので注意しましょう。

ネイキッドタイプの場合

ネイキッドタイプのバイクは、座面のクッション性が低いこととニーグリップが弱い可能性が問題として考えられます。

特に前傾姿勢で乗るポジションのバイクだと、上体から腰で体を支えがち。内ももと膝、かかとでしっかりとグリップを利かせることで、腰への負担を大幅にカバーすることができますよ。

このタイプのバイクを運転する場合、日常生活とは異なる姿勢をとります。そこで、友人や家族に乗車姿勢を撮影してもらい、姿勢を見直してみるのも効果的です。

どちらのタイプも、普段の姿勢が悪いと腰への負担が増大します。バイクに乗っていないときも、姿勢を正しくすることが大切です。

走行中の防寒は、「冷やさない」「圧迫しない」服装を

バイクに乗る人の腰痛対策2

ツーリングをしていると、どうしても体が冷えがち。冷えると血行が悪くなるため、腰痛が悪化しやすくなります。

しかし、着こみすぎて体を圧迫しても逆効果。ポイントを押さえた服装で、体を冷やさないようにしましょう。

かさばるアウターよりも、インナーを選ぶ

バイク乗りの服装は、防寒は上に重ねるよりもインナーを選んでいきましょう。薄手で肌に密着して熱を逃がさない機能性インナーがおすすめ。

また、走行中の風が入り込まないように、スキマを作らないことも重要です。

ジャケットの下に重ねられるインナーベストやジャケットも便利!

腰痛防止ベルトで腰をサポート

腰痛防止ベルトは、腰が支えられるためラクです。腰とその内臓を安定させるので、姿勢だけではなく、振動による疲労を軽減する効果もあります。

おすすめはスポーツ用の腰痛ベルト。薄手に作られているので、ジャケットの下に巻いても邪魔になりません。

「腰痛防止ベルトなんて……」と思いがちですが、腰を痛めている人が長時間ツーリングをするのに役に立ちます。

バイクに乗った後は、入浴で体を温める

1日バイクに乗って冷え固まった体は、ゆったり入浴でケアを。悪くなった血行や、凝り固まった筋肉がラクになります。

腰まわりをほぐすような簡単なストレッチを、湯船のなかで行うのも効果的。ツーリングで蓄積した疲労の回復が早くなりますよ。

ツーリングの休憩中は、ストレッチで体をほぐそう

バイクに乗る人の腰痛対策3

ツーリング時の休憩は、凝り固まった体をほぐすチャンス!ストレッチで筋肉の縮こまりを解消して、血行をよくしましょう。

ストレッチは息を止めず、ゆっくりと行うのがポイントです。

背中の凝りが取れる!肩甲骨回し

バイクに乗る人の腰痛対策4

  1. 足を肩幅程度に広げ、両手を腰に当てて立つ
  2. 背中の肩甲骨の間を広げるように、肩を前に回す
  3. 肩甲骨の間を閉じるように引きつけながら、肩を後ろに回す
    ※このとき、首をすくめないように注意
  4. 以上を3回繰り返す

骨盤まわりを緩める!腰回し

このストレッチは、骨盤まわりの筋肉を緩めます。頭や上半身は動かさず、腰だけを回すのがポイント。ゆがみ改善にも役立ちますよ。

バイクに乗る人の腰痛対策5

  1. 足を腰幅程度に広げ、両手を腰に当てて立つ
  2. 頭と上体を動かさないように注意して、腰を左にゆっくり回す
  3. 続いて右にもゆっくり回す
    ※回りにくいところは特に念入りに
  4. 以上を5回繰り返す

腰からふくらはぎまで一気に伸ばす!「くの字」曲げストレッチ

冷えているときはすじを痛めやすいので、無理のない範囲でじんわりと伸ばしましょう。

背中や腰を曲げずに、体を「くの字」に曲げるイメージで。

バイクに乗る人の腰痛対策6

  1. 足を肩幅程度に広げて立ち、両手を太ももの付け根に当てて立つ
  2. 背筋と膝をしっかり伸ばしたまま、おじぎをするように上半身を前に倒す
  3. イタ気持ちいいところで10秒キープ
  4. 以上を3回繰り返す

まとめ

腰痛がツラいと、せっかくの楽しいツーリングも台無し。

これからもバイクに乗ることを楽しむために、今回ご紹介した腰痛対策を試していただければと思います。

ポイントを押さえて、いつまでも楽しく、かっこいいバイクライフを手に入れましょう。

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