腰痛の防止&改善エクササイズ7選TOP

腰痛を和らげる運動は、ストレッチやヨガ、体操、筋トレなどいろいろ。

大切なのは、腰痛のために毎日少しずつでも継続して、痛みを緩和するとともに原因を解消することです。

そこで今回は、腰痛の防止や改善に役立つ、ちょっとした時間でできるストレッチや運動を「7つ」ご紹介します。

体を柔軟に保てば、血行が改善し、冷えからくる腰痛にも効果があります。さっそくチャレンジしてみましょう。仕事や家事の合間の「スキマ時間」に行えば、リフレッシュにもなりますよ。

立ってできる、腰痛を軽減する“鉄板”ストレッチ

腰痛の防止&改善エクササイズ7選1

ここでは、立ってできる腰痛を軽減するストレッチを3つご紹介。

「噛み合わせ前屈」「フラミンゴ体操」「壁押しストレッチ」をセットですれば、仕事や家事の合間のちょっとしたリフレッシュにもなりますよ。

骨盤をまっすぐ「噛み合わせ前屈」

腰痛の防止&改善エクササイズ7選2

骨盤が後ろに倒れた状態で凝り固まってしまうと、腰への負荷がかかり、腰痛の原因になってしまいます。この負荷を解放してあげるのに有効なのが、骨盤をまっすぐに立てるためのストレッチです。

骨盤が後ろに倒れて固まってしまった筋肉を和らげるのにおすすめなのが、体の後ろ側を伸ばす「噛み合わせ前屈」です。

「噛み合わせ前屈」は、頭蓋骨内の上顎と下顎を近づける(※軽く奥歯で噛み合わせる)ことで、筋肉のコリを緩和させて前屈しやすくするストレッチ。普通に前屈するよりも、筋肉が緩んでくれます。

方法はとても簡単。

  1. 肩幅に両足を開いて、まっすぐ立つ
  2. 手先を脚のつま先に向かって伸ばすように前屈する
    ※このときに、体を脚の付け根から曲げるよう意識して、どのくらい前屈できるかを確認
  3. 上半身を起こしたら、今度は奥歯を軽く噛み合わせることを意識しながら同じように前屈する

ハンカチを噛みながらやると、噛み合わせを意識しやすくなるのでオススメです。少しずつ、前屈ができるようになるはずです。

股関節をしなやかに「フラミンゴ体操」

腰をひねると痛みを感じる場合は、股関節のどちらか一方が凝り固まっているかもしれません。股関節のしなやかな動きをストレッチで取り戻す、「フラミンゴ体操」をぜひやってみましょう。

左右の筋バランスが整い、腰痛の原因である股関節のゆがみが解消されます。

フラミンゴ体操は、次のように行います。

  1. 凝り固まった側の足を軸足として、壁のそばにフラミンゴのように片足で立つ
  2. 反対側の足を軽く上げる
  3. 骨盤から上体を股関節からひねる
  4. そのまま5秒キープして、戻すを繰り返す

横座りを左右してみて、上手く座れないなら、それは反対側の股関節が凝っているサイン。

右にお尻をついて座るのがつらい人は、左側の股関節が凝っているので、左足を軸にフラミンゴ体操をしてみましょう。

膝裏を伸ばす「壁押しストレッチ」

腰痛の防止&改善エクササイズ7選3

もう1つ、壁を使ってできるのが膝裏を伸ばすストレッチです。

一見すると、膝裏は腰痛とは関係ない場所のように思えるものの、膝裏を伸ばすと全身の姿勢が整い、骨盤の傾きも正しい位置に戻ります。そうすれば、腰痛になりやすい姿勢も解消されるのです。

膝裏を伸ばす「壁押しストレッチ」は、次のとおり行います。

  1. 壁の前に立ち、両手を肩の高さで壁につける
  2. そのまま片足を後ろに引いて、膝裏を伸ばしながら前足の膝を曲げていく
    ※このとき、お腹とお尻に力を入れ、壁を「1・2・3・4・5」とリズムを刻みながら5回押す
  3. 左右同じように、5セットずつ繰り返す

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姿勢の悪さが腰痛の原因

イタ気持ちいい、座ってできる足まわりのストレッチ

腰痛の防止&改善エクササイズ7選4

第二の心臓「ふくらはぎほぐし」

腰痛の防止&改善エクササイズ7選5

「第二の心臓」とも言われることのあるふくらはぎ。筋肉が凝り固まると、リンパや血液の流れが悪くなり、腰痛にもつながります。

座ったままできる「ふくらはぎほぐし」を、さっそくやってみましょう。

  1. 足をまっすぐ伸ばして床に座り、片足だけたたむ
  2. 伸ばした脚の足先を手で持ち、手前に引っ張りながらふくらはぎを伸ばす

ゆがみを改善「足裏の刺激・足首回し」

腰痛の防止&改善エクササイズ7選6

お風呂上がりや寝る前に足首を回してあげると、足首のねじれからくる姿勢や骨盤のゆがみが改善され、腰痛の解消につながります。

眠る前に足首を回すと血行も良くなり、質の高い睡眠にもつながります。

寝ながらできて腰痛に効く、骨盤矯正ストレッチ

毎日たった1分「骨盤矯正ストレッチ」

腰痛の防止&改善エクササイズ7選7

ベッドやマットレスの上で寝ながらできる「骨盤矯正ストレッチ」は、仰向けに寝ると腰が痛いという人におすすすめです。

寝る前の毎日たった1分。それだけで骨盤のゆがみが解消されるストレッチは、次の手順で行います。

  1. 仰向けに寝転がり、両膝を立ててかかとをお尻にできる限り近づける
  2. 足首がつかめるようなら、左右の足首をつかむ
  3. ゆっくり息を吐きながら、腰を浮かさないようにして右膝を内側に倒していく
  4. 膝と太ももの伸びを感じながら、ゆっくり10秒数える
  5. ゆっくり倒した膝を元に戻し、反対側も同様にストレッチ

腰痛を予防する、寝起きの仰向け膝抱えストレッチ

腰痛の防止&改善エクササイズ7選8

腰への負担が軽減「仰向け膝抱えストレッチ」

朝起きてすぐにすると腰痛予防にいいのが、「仰向け膝抱えストレッチ」です。

腰のまわりにある筋肉をじんわりとほぐしてくれるため、すぐに起き上がるよりも腰への負担が軽減します。

寝ている間にマットレスが合わないなどの理由で凝り固まってしまった筋肉も、このストレッチでほぐしてあげられます。

起き上がる際は、そのまま体を起こすのではなく、いったん膝を立てて横向きになってから、ゆっくりと状態を起こしたほうが腰への負担がなくなります。ちょっとしたこととはいえ、起き上がり方に気を配るだけで腰痛の予防になりますよ。

まとめ

今回は、ちょっとした「スキマ時間」にもできる、簡単な腰痛を予防、改善するストレッチをご紹介しました。

どのストレッチもいきなり始めるのではなく、自分の体の声に耳を傾けながら、無理のない範囲で始めてみましょう。

また、ストレッチと合わせて就寝時のマットレスも腰に負担の少ないものを選ぶなど、周辺環境を整えてあげることも大切です。

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