座っているときに腰にかかる負担は、立っているときの40%!
デスクワークでずっと座りっぱなしの人。もしかすると、無意識なその座り姿勢が腰痛を悪化させているのかも……?
仕事上座っている時間のほうが長く、腰痛に悩まされていた僕も、数々のクッションや座布団を購入しては試してきた。
今回レビューするのは、アマゾン売れ筋ランキングで上位を維持している「Pousutong ヘルスケア座布団」(※2019年4月現在)。
「Pousutong ヘルスケア座布団」は腰痛持ちの人に向くのか、姿勢サポート力はしっかりしているのか。
同じくアマゾンで人気の「IKSTAR 第四世代 ヘルスケア座布団 低反発クッション」との比較も入れてレビューしていこう!
「Pousutong ヘルスケア座布団」の基礎情報
総合評価 | ★★★☆☆ |
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価格 | ★★★☆☆ |
使用感 | ★★☆☆☆ |
期待度 | ★☆☆☆☆ |
購入者のレビュー・評価 | ★★★★★ |
理由 | 姿勢サポート力としては座面がお尻の形になっているくらいで、体圧分散もイマイチ感じられなかった。 「硬めの素材&前傾設計」になっているので、長時間座ると太もも裏が痛い。 腰痛持ちにはもっとがっちりと姿勢をサポート、腰と骨盤の安定をサポートしてくれる商品のほうがおすすすめ。 日本製ではないという点も、不安要素の1つとしてある。 |
商品名 | Pousutong ヘルスケア座布団 |
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価格 | 3,500円(税込み) |
サイズ | 約 H38cm × W45cm × D8〜13cm |
色 | ブラック |
素材 | 【中材】ポリウレタン |
製造国 | 中国 |
販売元 | 不明 |
人間工学に基づいた、立体構造の低反発座布団。
後ろから前にかけて7度の傾斜設計になっていて、座ることで自然と体が前傾に。骨盤を正常な位置に戻して、理想的な姿勢に導いてくれるんだとか。
中央には幅広ワイドな通気口があり、低反発ウレタン素材の気になる通気性を良くする工夫も見られる。
オフィスや車内、家といろいろなシーンで使えるサイズ。
「Pousutong ヘルスケア座布団」を購入した人の口コミはどうなのか?
アマゾンで購入者の口コミを確認してみると、243件うち★5つが85%という驚愕の高評価(※2019年4月現在)。
内容を見てみると、「坐骨神経痛が緩和された」や「長距離運転での腰痛が緩和した」といった、腰痛持ちユーザーの高評価も多い。
ただし、気になるのが書き込みが少し嘘っぽい……?これは直感なので、はっきり言い切れないけど。
★5つの書き込みが短期間で集中しているのも、気になった要因。
でも、アマゾンの健康クッションのランキングではTOP10入り(※2019年4月現在)。
はたして口コミの評価は本物なのか?自身で試してレビューしていこう。
腰痛グッズマニア高橋が「Pousutong ヘルスケア座布団」を使ってみた!
購入してみたら、段ボールに入ってたのはこれだけ……。
僕はアマゾンで注文。
……で、届いた箱を開けてみると、ビニールに包まれた座布団があるだけ。説明書とかがなにもなく「これ、どっちが上かな?」から始まり、ネットで検索しつつ使い方を確認。
このあたり、ていねいな説明書などが欲しいよね。
1年保証とあるけど、その説明もなく不安……。
問い合わせたところ、たどたどしい日本語で「説明書はないこと、1年保証はアマゾンの購入記録が元になる」という文面のメールをもらう。
こいつは不安が高まる〜……。
イスに置いてみるとこんな感じに……
ご覧のように、後ろ側に高さがある。
測ってみると「13cm」。前側も「8cm」なので、意外と高さのあるクッションだ。
なので、高さを調整できないイスだと「使いにくい」と感じる可能性大。僕なんか、足が浮いちゃった。
購入前のサイズチェックは必須!
……で、実際に座ってみる!硬すぎる?柔らかすぎる?
口コミでは「硬すぎる」という意見がある一方、「柔らかすぎて安定しない」という意見も。
使用感にかなりの個人差がある座布団のようなので、その点を確かめるのも購入の目的だった。
……で、数々の腰痛クッションを試してきた僕から言わせると「硬め」。
1時間座るなら大丈夫でも、2時間はキツイかな……。それ以上の長時間はまず無理かも。
ドアップ写真も撮ってみたけど、底付感はまったくなく、潰れも少ない。ホントに低反発??
「骨盤をサポートして理想的な姿勢に導く」はホント?
形状に合わせてお尻を設置すると、「すっぽり感」はあるが、矯正ほどの「がっちり感」はない。
意識をすれば理想的な姿勢にはなるけど、この座布団だけで座ったときの理想的な姿勢をキープする力があるかというと、イマイチ。
使ってみて分かった多くの「残念ポイント」
あと、気になったのは通気口と座面そのものの形状。
通気口になっているということだが、お尻をフォームに沿って置くと坐骨が当たる。これ、僕だけなのかな!?
体圧を分散とあるが正直、座面がお尻の形になっているだけな気が……。
で、座面のデザインから開くような形になるのでお尻に変な力がかかり(※分かりやすく言うと、痔持ちににはやさしくない感じの体勢)、正直座り心地がいいとは思えなかった。
クッションが前傾しているので、長時間座っていると太もも裏が痛くなるのもつらい。
車や車イスにも使えるって記載があるけど、前傾しているイスだと太ももがかなり痛くなると思う。
あと、男性だと前のふくらみ部分が気になるかなぁ。
良いポイントよりも悪いポイントの方が圧倒的に上回っていて、個人的にはリピートはなし。
腰痛対策の座布団やクッションなら、もっと骨盤と腰の安定感が得られる、ほかの商品を探したほうがいい。
かなり手厳しいレビューをしたが、もし気を悪くした人がいれば申し訳ない(愛用している人もいるかも……)!
あくまで、僕個人の感想として捉えてもらえればと思う。
「IKSTAR 第四世代 ヘルスケア座布団」と比較してみた!
同じくアマゾンで売れ筋の「IKSTAR 第四世代 ヘルスケア座布団」と、比較をしてみた!
IKSTAR 第四世代 ヘルスケア座布団 | Pousutong ヘルスケア座布団 | |
価格 | 税込み4,860円 | 税込み3,500円 |
サイズ | 約 H38cmxW45cmxD4〜11cm | 約 H38cm × W45cm × D8〜13cm |
硬さ | 沈み込みすぎない、ほど良い硬さ | 硬め |
姿勢サポート力 | ○ | △ |
腰痛持ち向き | ○ | △ |
IKSTARの座布団のほうが値段としては高めだが、座面の設計がよりしっかり考えられている印象。
すっぽりと包み込んでくれているお尻のサポート力でも、IKSTARのほうが勝っている。
IKSTARでも厚みが問題で使いにくいと感じるシーンがあったのに、前述のようにPousutongは最大の厚さが「13cm」!
そのために使えるイスが限られ、うまく使いこなせない人が多くなるような気が……。
「Pousutong ヘルスケア座布団」を最安値で購入できるところはどこ?
調べてみたところ、ネットでの購入しか方法はなさそう。アマゾンでは3,500円、楽天だと5,039円で販売されていた。
楽天からの購入でもアマゾンの在庫になるとのことなので、同じ商品や発送元なら、アマゾンからの購入がお得。
なぜここまで価格が開くのか、不思議なんだけど……。
アマゾン | 税込み3,500円 |
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楽天 | 税込み5,039円 |
※2019年4月現在、送料含めず
まとめ
「Pousutong ヘルスケア座布団」は腰痛対策としてはイマイチ!姿勢のサポート力、腰と骨盤のサポート力がもう少し欲しいなと感じた。
あと、厚さが最大「13cm」もあるので、使えるイスを選んでしまうのもマイナスポイント。
腰痛対策クッションなら「LaKuun 低反発クッション」や「CuCuエクボ」のほうが使いやすいかな。