今回レビューするのは、「ゼログラビティー」という点で体を支える高反発マットレス。
価格は15,000円ほど(※運がいいと割引をしていることも)と腰痛向けマットレスのなかでもプチプラで、あまり期待はしていなかったんだけど、これが思いのほか大当たり!
あっ!決して僕は「ゼログラビティー」のメーカーの回し者なんかじゃないので……。
今回のレビュー記事は、「お手頃な価格のマットレスを探している」「腰痛緩和に向くマットレスを探している」「高反発や硬めのマットレスが好きだ」という人に、読んでもらいたい!
高反発マットレス「ゼログラビティー」の基礎情報
総合評価 | ★★★★(4.5)☆ |
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価格 | ★★★★★ |
使用感 | ★★★★☆ |
期待度 | ★★★★★ |
購入者のレビュー・評価 | ★★★★☆ |
理由 | 74ニュートンとかなりの高反発素材ではあるものの、実際に使ってみると硬すぎる感じはしない。 ちょうどよい硬さ、反発力で寝返りも楽だったし、仰向けになったときも体の一部が沈んだり痛くなることはなかった。 価格的にも性能的にも、腰痛グッズマニア高橋がおすすすめしたい、市販のマットレスランキング「トップ3」に入る商品。 |
商品名 | ゼログラビティー |
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価格 | 15,800円(税込み) |
サイズ | 【シングルサイズ】W100 x H200cm(※セミダブル・ダブルサイズもあり) |
素材 | 【カバー】(表生地)ポリエステル100%・(裏生地)ポリエステル100% 【中芯 】ウレタンフォーム(密度:33kg/m³ 硬さ:174ニュートン) |
製造国 | 中国製(日本で企画して中国で製造) |
販売元 | 株式会社ナイスデイ 神奈川県横浜市西区浅間町1-12-4 |
Tel | 045-412-2424 |
store@niceday-inc.jp |
「重さを感じさせない無重力睡眠へ」という、魅力的なキャッチコピーで売れている「ゼログラビティー」。
販売しているのは寝装品や寝具の企画・製造メーカーで、布団やセット寝具などの重寝具、毛布やケット類、パッド類などの軽寝具などを手がけている「ナイスディ」という会社。
大手カタログ通販や、有名なオンラインショップでも取り扱いがたくさんあり、信頼感は十分かなと。
製造から一貫して監督する寝具専門メーカーかつ、寝具店や卸しを通さない販売スタイルから、腰痛向けマットレスでも低価格を実現しているんだとか。
- 174ニュートン、密度33D、厚さ7cm程度
※腰痛向けマットレスの基準を満たしている - 点で支える設計で、体圧をほどよく分散してくれる
- 凹凸構造で通気性がよい
- 点で支える設計で、体圧をほどよく分散してくれる
「ゼログラビティー」は、こんな特徴のある商品だ。
客観的に見て「ゼログラビティー」は腰痛向けのマットレスなのか?
お気に入りマットレスとして紹介した「オルサエリオセル」と同様、腰痛向けマットレスを選ぶときには、「ニュートン」「密度」「厚さ」の3点に注目!
「ニュートン(N)」は硬さや反発力を表す単位
簡単に言うと、横になったときに柔らかい、硬いと感じる基準。
低反発はやさしく、体全体を包み込まれるような寝心地が特徴。
でもその反面、腰や肩など圧のかかる部分が沈み込みすぎて、就寝時の理想的な姿勢が取れない、寝返りが上手くできずに一定の部位にだけ体圧がかかり、腰痛を悪化させる可能性が。
なので、腰痛持ちに向くのは高反発のマットレス!
100ニュートン以上が高反発と言われているが、僕的には140ニュートン以上が腰痛にちょうどいい硬さだと実感している。
「密度(D)」は耐久性を表す
マットレスって、ずっと使っているへたってくる。
高反発のものでも、場合によっては1年くらいでダメになる。
「え?高反発って硬いよね?なのに、何でへたるのさ?」
それは、スポンジを想像してみれば分かるかと。
スポンジは、小さな気泡の塊みたいなもの。この気泡が大きいと、すぐに潰れてしまう。逆に、小さいと圧に強くなる。
同じ硬さやニュートンの素材を使っていても、気泡の大小で消耗具合が変わってくるわけ。
これが、マットレスで言う密度に当たる。
だから、密度が高いほど丈夫で長持ちしやすいのだ。
「厚さ」は耐久性や体圧分散に影響
厚さは、マットレスの耐久性や体圧分散に関わる大事なポイント!
最低でも7cm〜最大11cmくらいまで厚さがあれば、成人を底付感なく支えるにはちょうどいい。
僕がこれまでに購入してきた高反発マットレスを、上記の3ポイントを基準に比較するとこんな感じ!
密度 | ニュートン | 10cm | |
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オリサエリオセル | 28.79D | 149N | 11cm |
マニフレックス メッシュ・ウイング | 33.17D | 170N | 税込み3,500円 |
ゼログラビティー | 33D | 174N | 7cm |
「ゼログラビティー」は密度もニュートンも、「マニフレックス メッシュ・ウイング」とほとんど変わらない。
僕が購入したときはクーポン使用で1万円ちょっとで買えたので、この価格でこのクオリティはかなりお値打ちという印象。
腰痛向けマットレスの基準を満たすし、値段もお手頃。だからこそ、購入を決断できた商品だった。
腰痛グッズマニア高橋が「ゼログラビティー」を使ってみた!
いくら数値だけ見てよくても、寝心地や使用感はやっぱり使ってみないと分からないよね。
僕は硬めを好むので、それを前提に「ゼログラビティー」の使用感についてレビューしていこう(※柔らか目が好きな人だと、「硬すぎじゃん!」って思う可能性があるので)。
いざ、「ゼログラビティー」を開封!
うわっ……、ものすごい圧縮(笑)。
ビニールの封を開けた途端に「シューッ」って音がする。
空気が入り込むと同時に、表面の凸凹が姿を現した。
「へっ???でも、これ薄すぎじゃない?」
この感じだと、販売ページでみた印象とほど遠くて若干心配になった。
これが、開封してから15分後くらいの写真。まだまだ膨らみそうな感じ。
半日置いて、実際に寝転がってみた!174ニュートンでも、硬すぎる感じはしない
ここまで膨らんだ!
広告の感じだと「デコボコ感がかなりあるかなぁ」なんて想像してたんだけど、まったく気にならなかった。
気になるって人は、薄手のパッドなどを敷くといいかなと。
174ニュートンって、この僕でも硬いを思った「マニフレックス メッシュ・ウィング」よりも高反発なので、「長く寝てたら、また肩とかお尻とか痛くなるかな」なんて心配もあった。
でも実際に使ってみると、点で支える構造になってるので、体の一部に体圧がかかったり、痛いなと思うことはなかった。
「ホントに174ニュートンなの?」って感じ。
なので、マニフレックスの高反発、超硬めが好みって人だと少し柔らかいと感じるかな。
僕にはちょうどよかったけど!
寝返りのしやすさについて
寝返りのしやすさは、腰痛持ちには超重要な検討項目。
寝返りが上手くできないと、体の一部にばっかり体圧がかかってしまうからね。
「ゼログラビティー」での寝返りのしやすさは、僕的には合格点。
ほどよい反発力があるから、すんなりと横向きになれる。
腰も沈み込む気配がなく、快適と言えるだろう。
「だけど、あれ?頭がちょっと沈みやすいかな」
実際に、いつも使っている枕の高さが低く感じられた。
ここは盲点だった!
この点は、タオルでいつも使っている枕の高さを上げれば、理想的な姿勢を維持できそう。
使用してみて、腰痛はどのくらい楽になった?
朝起きて、腰が重いなと感じることや、だるさを感じることが圧倒的に少なくなった!
だけど正直なところ、別にこの商品だから特別によかったというわけではなくて、140ニュートン以上、密度30Ⅾくらいを満たしているからかなのかも。
通気性がいいのはうれしい
ウレタン素材の宿命、通気性の悪さ!
気が付くとカビてたり、何かと不便。
ゼログラビティーは凹凸構造になっているので、平らな高反発マットレスに比べると通気性がいい。
マットカバーがついてくるが、これはポリエステルで夏には暑く、肌触りはイマイチ。
夏場はコットンのカバーに変える必要がありそう……。
折りたたみができるから、収納するのも楽だよね!
収納用のバンドが付属しているので、収納時にはこんな感じで楽に丸め込める。
「クルクル〜ッ」と、これなら女性でも簡単。
凸凹形状だからか、すいすいと丸めることができた。
普通の高反発マットレスなら、こんなこと絶対にできない。
最後に収納バンドで固定。
完成!これなら単身赴任のときとか、引っ越しのときにも持ち運びが楽でいい。
「ゼログラビティー」を最安値で購入できるところはどこ?
「ゼログラビティー」をもっとお得に購入するならどこ?シングルサイズで調べてみた。
アマゾン | 税込み15,800円 |
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楽天 | 税込み15,800円 |
公式サイト(ポンパレモール内) | 税込み15,800円 ※クーポンで6,001円の割引適用 ※公式サイト「Niceday Direct」 |
※2019年4月現在、送料含めず
最安値は、クーポンで割引が適用される公式サイトであることが判明!
僕は楽天で購入したけど、そのときよりも断然安い。
まとめ
「ゼログラビティー」は腰痛向けマットレスで重視したい、「ニュートン」「密度」「厚さ」の3点を見事に満たす商品だった。
174ニュートンとかなり高めだが、実際に使ってみると点で支える構造だからか、そこまでの硬さは感じずちょうどいい感じ。
構造上の問題なのか、頭が凹凸に埋まって低くなりがちなので、枕の高さ調整だけがちょっと残念だったポイント。
総合すると、オルサエリオセルに並んで、おすすめしたい商品と言えるだろう。