運転時の腰痛TOP

長い時間車を運転する人は、常に振動を受けて座り続けているため、疲れや痛みが出やすいのが悩み。

場合によっては、腰痛を引き起こす可能性も……。そうならないように、休憩中には身体をほぐすストレッチをするのが効果的です。

そこで今回は、簡単できるストレッチを4つご紹介!また、腰の負担を軽くする運転の姿勢やお風呂の入り方についても触れていきます。

腰への負担大!長時間運転する人は姿勢に注意

運転時の腰痛1

長時間車を運転すると、体が「カチカチ」に固まっていたりしませんか。数時間も運転すると、腰や背中に痛みが出てくることも……。

こんな症状で最初に注意すべきは「運転する姿勢(ドライビングポジション)」。特に運転中は、座りっぱなしで姿勢が固定されてしまうので、腰への負担は大きくなってしまいます。

乗るときの服装や、靴の違いでも微妙に変わるドライビングポジション。疲れにくい、正しいドライビングポジションをチェックして車に乗りましょう。

シートの高さ

疲れにくい高さは、ボンネットの先が見えるやや高めの位置。シートの高さを変更できない車でも、シート用クッションなどで調整するとよいでしょう。

座ったときの足の位置

座る際は、背もたれに腰を密着させるように深く座りましょう。シートを前後にスライドさせて、アクセルとブレーキを踏みきっても、膝の角度に余裕がある位置にするのを忘れずに。

背もたれの角度

ステアリングの最上部を握ってみたときの肩と肘の状態をチェック。肩の位置が前方にずれていたり、肘が伸びきってたりしていませんか?

そうならないように、背もたれの角度をきちんと調整しましょう。

ヘッドレスト

ヘッドレストは頭を支え、首や肩の負担を和らげる大切な役割を果たします。ヘッドレストの中心部分と後頭部の中心が合うところがベストポジションなので、忘れずに調整を。

運転の基本は座り姿勢。座り姿勢を正しくできる位置に合わせていくことが、腰痛の解消や、体に負担のかからない座り方の基準になります。ぜひ、意識してみましょう。

シャワーだけはNG!お風呂タイムで腰痛を解消

運転時の腰痛2

1日、運転で疲れた体をシャワーだけで済ませていませんか?

凝り固まった体の筋肉や、血行が悪くなった腰や下半身を温めてリラックスさせることは腰痛の解消にぴったり。シャワーだけで済ませずに、ぜひ湯船に浸かりましょう。

入浴には温めて血行を良くするほか、浮力により腰にかかる負担を軽くする効果があります。38℃~40℃程度のお湯を張った湯船に、しっかり肩まで浸かって温まりましょう。

その際、軽く腰をひねったり、首筋を耳の後ろから鎖骨に向かってやさしくなでたりすると、疲れもとれやすくなるのでおすすめです。

そのほか、詳細なお風呂の入り方のポイントは、こちらを参照してみてください。

身体をほぐそう!休憩中にできる簡単ストレッチ「4選」

運転時の腰痛3

長距離運転の合間、サービスエリアやパーキングエリアでの休憩時間は何していますか?トイレやコーヒータイムで終わるのはもったいない!

運転中は体が動かせず、疲れはたまる一方。その負担は腰にかかり、腰痛が悪化ということも珍しくありません。

休憩中のおすすめは何といっても、身体をほぐすストレッチ。簡単にできるストレッチを、休憩中の習慣にしましょう。

車内でできる!腰とお尻に効くストレッチ

絶えず車の振動を受け続けるお尻や腰は、思っているよりも疲れています。

「外でのストレッチはちょっと……」という人におすすめなのが、車内でできるストレッチ。腰痛にも関係する、お尻の筋肉と腰の筋肉をリラックスさせます。

運転時の腰痛4

  1. 車のシートに浅く座る
  2. 左足の太ももと膝の間くらいに、右足の足首を乗せる
  3. そのまま上半身をゆっくり前に倒していき、10~15秒キープ。呼吸はゆっくり深く行う
  4. 体をゆっくりと戻し、反対の足も同じように行う

シートに座ったままできる!広背筋のストレッチ

運転時の腰痛5

運転中の広背筋には緊張が走っています。そのため、肩から腰にかけてのラインにこわばりを感じることも。

腰痛がある人は苦手な動きなので、無理のない範囲で行いましょう。

  1. シートに浅く座る
  2. 下半身を前に向けたまま、右にゆっくりと体をひねる
    ※ヘッドレストを持ちながら行うとやりやすい。呼吸は自然に続けて行う
  3. 無理のないところで10秒キープ。目線は後ろに向ける
  4. 体をゆっくりと戻し、反対側も同じように行う

猫背が気になる人にもおすすめ!首と肩のストレッチ

運転中の姿勢は前屈みになりがち。猫背が気になる人にもおすすめのこのストレッチで、気持ちよく体をリセットしましょう。

肩を回して、胸を張る動きをゆっくりと行うのもおすすめです。

運転時の腰痛6

  1. 足を肩幅程度に開いて立つ
  2. 両手をお尻のところで組む
  3. 口を軽く閉じて上を向き、胸を斜め上に引き上げるイメージで10秒キープ
  4. 呼吸を止めずにキープしたら、脱力して体を戻す

疲れをリフレッシュ!集中力を高めるストレッチ

長時間運転が続くと、疲れがたまって集中力が落ちてきます。運転中の安全のためにも疲労を感じたら、ぜひ休憩時にストレッチでリフレッシュを。

呼吸を取りながら体を伸ばすことで、「すーっ」と頭がさえるのを感じられますよ。

運転時の腰痛7

  1. 両足を腰幅程度に開いて立つ
  2. 頭の後ろに両手を回し、左右それぞれの肘をつかむ
  3. 呼吸を止めずに、ゆっくりと右側に倒して10秒キープ
    ※このとき、体を曲げすぎないように注意
  4. 前側に倒して10秒キープ
    ※腰を曲げすぎないように注意する
  5. 左側にも倒して10秒キープ。体を起こして元の位置に戻す

荷物の運搬を行うドライバーさんには、こちらの記事もおすすめ。体に負担をかけない荷物の持ち方、作業の仕方を試してみてくださいね。

まとめ

車の長時間運転は、常に振動を受けて座り続けているため、体に疲れが出やすいもの。

腰痛にもなりやすいので、こまめに休憩したり、ドライビングポジションの見直しを行ったりして、疲れにくい環境を整えておきましょう。

快適な運転ができるように、1つでも試してみてくださいね。

ページトップへ戻る